芸術家も立派な個人事業主

Posted on 07 6月, 2015

芸術家が個人事業主と聞くと不思議な感覚を持つ人もいるが、作品を売ったり展覧会に招致され謝礼金を得たりと、芸術は立派なビジネスの一つの形態なのだ。
もちろん、成功者はほんの一握りであり、いつか成功することを夢見てアルバイトに励む人の方が多いのだが、制作と発表を続けていけさえすれば、徐々に認知されていく仕事でもある。
個人事業主として活動しているのだから、もちろん収入の中から税金も払う。

芸術家で優秀な人には、国や企業、財団などから助成金を得て生活している者もいる。
特に、日本国内で活躍する作家よりも、海外へ渡って制作と発表をする芸術家に対する国や企業の助成は充実していると言えるだろう。
一年あるいは二年、三年とリミットを設けて助成金は支給される。

求められる人材としては、助成を受ける作家は企業や国の看板となるので、一般的には当たり障りのないキレイなものを作る作家や、滞在地で意味のある活動をする作家が選考される。
つまり、美しさを求めないアヴァンギャルトな作風や、個人史的な作品を作っている作家では助成金を受けることは難しい。

助成を受けるメリットは、もちろん経済的に余裕ができ制作に集中する環境が整うことにあるが、一方で、国や企業が認めるような作品しか作れないというデメリットもある。
「今ある価値の転換」を求道し、個人事業主として自由に活動ができる職業にとって、それがいいことかどうかは意見が分かれる。


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